Alchemist's Kitchenのハーブ用語
スタッフが皆さんにご紹介したいお勧めのハーブを集めました。(厳密にはハーブではありませんが、薬用キノコも掲載しています。)代表的なハーブの名前や活用法などをわかりやすく紹介します。お好みのハーブが見つかったら、ブログで関連情報をご覧ください。オリジナルのハーブ製品も、ご購入いただけます。
今月のハーブ:6月
レモンバーム (Lemon Balm)
歴史:「Sweet Mary」「Honey Plant」「Cure-All」などの通称で親しまれ、2000年以上にわたって食用・薬用植物として栽培されている。
効能:不安を抑える、傷の治療、消化不良を改善。
レッドクローバー (Red Clover)
歴史:レッドクローバーは、400年以上にわたって癌の治療に用いられている。
効能:エストロゲン作用を示す植物性エストロゲンである、ダイゼインやゲニステインを含み、更年期の不定愁訴の改善効果に関する研究が続いている。
エンバクわら (Oat Straw)
歴史:考古学的研究によると、エンバクの歴史は紀元前2,000年頃にさかのぼり、貴重な栄養源として人間の食料や家畜の飼料として用いられている。
効能:月経周期を整える、月経困難、骨粗しょう症、尿路感染症などの治療。ハーブティーにして飲むと効果抜群。
あ
アシュワガンダ (Ashwagandha)
歴史:アシュワガンダは、アーユルヴェーダで非常に強力なハーブの一つとされている。3000年以上前から根が利用され続けている。
効能:免疫系を強化し、ストレスによる身体への影響に対する抵抗力をつけるアダプトゲンハーブ。
アルニカ (Arnica)
歴史:転倒して怪我をした放牧ヤギが、山中に入りこの花を食す様子から傷を癒やす効能が発見されたアルニカ。さまざまな薬効があり、現代でも利用されている。
効能:打ち身や腫れのほか、運動後の筋肉痛や怪我による筋肉の痛みを軽減する。
アニスヒソップ (Anise Hyssop)
歴史:聖なるハーブを意味するギリシャ語「hyssopos (ヒソポス)」、ヘブライ語「Azob (アゾブ)」という言葉に由来し、聖地を浄化するために用いられた。ヨーロッパ南部や地中海に自生。
効能:ハーブティーにすると、鼻づまりをはじめ、風邪の諸症状を和らげる効果がある。
イエルバサンタ (Yerba Santa)
歴史:その薬効に感銘を受けたスペインの聖職者によって「聖なる雑草」と名前がつけられた。
効能:咳、風邪、結核、喘息、慢性気管支炎などの呼吸器の諸症状に用いられる。
アメリカマンサク (Witch Hazel)
歴史:アメリカの先住民は、アメリカマンサクの枝や樹皮を古くからさまざまな病気の治療に用いてきた。
効能:お茶にすると、のどの痛みや風邪に効果がある。
イラクサ (Stinging Nettle)
歴史:イラクサの学名は「Urtica dioica」で、世界中に生育している。アフリカ北部、北米、アジア、ヨーロッパの原産。
効能:お茶にすると炎症を抑え、花粉症を和らげ、血糖値を安定させる。
エキナセア (Echinacea)
歴史:エキナセアは北アメリカのインディアンにとって最も重要なハーブで、根を湿布剤にして、傷口、咬傷、虫刺され、蛇による咬傷などに用いられた。
効能:風邪の引き始めに免疫力を高める。
エルダーベリー (Elderberry)
歴史:「医学の父」ヒポクラテスは、紀元前400年にはエルダーベリーの力を発見していたとされ、「万能の薬箱」と呼ばれていた。
効能:免疫力を高めてバランスを整え、咳や風邪、インフルエンザ、細菌やウイルスによる感染を鎮める。自家製シロップやチンキ剤として服用できます。
エンバクわら (Oat Straw)
歴史:考古学的研究によると、エンバクの歴史は紀元前2,000年頃にさかのぼり、貴重な栄養源として人間の食料や家畜の飼料として用いられている。
効能:月経周期を整える、月経困難、骨粗しょう症、尿路感染症などの治療。ハーブティーにして飲むと効果抜群。
オオグルマ (Elecampane)
歴史:オオグルマの学名「Inula helenium」は、トロイの伝説に登場する美しい王妃ヘレンに由来する。
効能:呼吸器系、消化器系の疾患に効果があり、寄生虫を駆除する作用もある。
か
カッコウチョロギ (Wood Betony)
歴史:Betonyという名前は、ケルト語の「頭」という意味のBew、「良い」という意味のTonという言葉に由来する。
効能:もともとはアメリカ先住民やヨーロッパ人の間で薬用、媚薬として使用された。頭痛を和らげる、または媚薬として利用いただけます。
カミメボウキ (Tulsi)
歴史:カミメボウキは「聖なるバジル」とも呼ばれ、アーユルヴェーダの伝統的治療に由来する。
効能:本草学ではアダプトゲンとされる。アダプトゲンは、身体がストレスに適応し、バランスを取り戻すのをサポートする働きを持つ。カミメボウキは、鎮痛、消化促進、呼吸器系の調子を整える作用がある。
カリフォルニアポピー (California Poppy)
歴史:カリフォルニアの初期のスペイン人入植者は、海岸の丘の上に咲き誇るカリフォルニアポピーを、船の進行方向を決める目印にしたと言われている。
効能:チンキ (ティンクチャー)は、穏やかな効き目の鎮静・鎮痛作用のほか、抗不安作用がある。オピエートは含まれておらず、中毒性はなく安全。
カレンデュラ (Calendula)
歴史:奇跡のハーブとして古くから親しまれているカレンデュラ。古代エジプトでは肌のお手入れに、ギリシャ人やローマ人は料理用のハーブとして、インドでは古代から現代に至るまで結婚式に使われている。
効能:肌を健やかに保つ、胃潰瘍対策として、料理用。
キバナオウギ (Astragalus)
歴史:キバナオウギは中医薬(漢方)において基本のハーブであり、多くの処方に補気薬として配合されている。
効能:弱った免疫系を活性化させる。
クロレラ (Chlorella)
歴史:「東洋の宝石」として知られるクロレラは、淡水性単細胞緑藻類で、何十億年もの間姿を変えずに生き延びてきた生命体。
効能:デトックス、免疫力の向上、消化を助ける。
コガネニカワタケ (Tremella)
歴史:中医薬(漢方)が発祥で、免疫力を向上させる作用がある。
効能:関節痛や筋肉痛を和らげる、顔色を良くし、肌を健やかにする。
ゴツコラ (Gotu Kola)
歴史:ゴツコラはインドで初めて使われたアーユルヴェーダのハーブで、心身の若返り効果に定評がある。また、クラウン・チャクラを活性化すると言われている。
効能:ハーブティーにして、集中力や記憶力をアップ。
さ
サフラン (Saffron)
歴史:トラディショナル・ヒーラーは、歴史的に心臓の痛み、痔、その他の炎症の治療にサフランを用いてきた。クレオパトラは求婚者に会う前にサフランを入れた馬乳の風呂に入ったと言われている。
効能:媚薬として。喘息、乾燥肌、胸焼け、脱毛症。
ジャスミン (Jasmine)
歴史:「ジャスミン」という名前は、ペルシャ語で「神からの贈り物」を意味する「ヤースミーン」に由来する。インドやヒマラヤ山脈で神聖な花とされる。
効能:気分を高揚させる香りで幸福感をもたらす。お茶や、ハーブオイルとして利用いただけます。
ショウガ (Ginger)
歴史:アーユルヴェーダで「万能薬」と呼ばれるショウガ。4000年の歴史を持つ漢方では、ショウガは吐き気や赤痢の治療、総合的な消化促進剤として用いられた。
効能:胃の不調、風邪、インフルエンザなど。チンキ剤として、乾燥ショウガ、生ショウガを調理、お茶のように煎じてお飲みください。
シラジット (Shilajit)
歴史:シラジットは、若返りやアンチエイジング効果のある物質としてアーユルヴェーダで数世紀にわたって親しまれ、用いられてきた。
効能:腎臓結石、浮腫、痔の治療に、抗菌作用。
スパイスブッシュ (Spice Bush)
歴史:アメリカ先住民が樹皮や小枝、実をお茶にして、風邪や発熱、リウマチの治療に用いたのがはじまりとされる。
効能:身体を温め刺激する効果のあるお茶が、消化や血行を促進。
セイヨウカノコソウ (Valerian)
歴史:セイヨウカノコソウは少なくとも古代ギリシャやローマの時代から薬草として使用されてきた。
効能:不眠や不安を和らげ、痛みを軽減し、筋肉の緊張をほぐす。
セイヨウシナノキ (Linden)
歴史:セイヨウシナノキは、さまざまなヨーロッパの国々の民話や神話に登場する。花言葉は、夫婦愛、優しさ、平和、幸せなど。
効能:花は、風邪、咳、発熱、感染、炎症、高血圧、頭痛などに古くから用いられている。
セイヨウタンポポ (Dandelion)
歴史:ダンデライオンという通称はライオンの歯を意味し、15世紀の外科医が、葉の形をライオンの歯になぞらえて命名した。
効能:伝統医学では、何世紀にもわたって葉と根の両方が肝臓、胆のう、腎臓の病気、消化不良、リウマチなどの治療に使われている。
セージ (Sage)
歴史:セージは、古代ローマで、潰瘍の治療、止血、のどの痛みを和らげるために用いられた。中国では、風邪、関節痛、腸チフス、腎臓や肝臓の諸症状の治療に用いた。
効能:コレステロール値を下げる、肝臓を強化する。生理痛の緩和など女性特有の悩みを改善。
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タイム (Thyme)
歴史:タイムの名称は、「強い」という意味のギリシャ語「thymos」に由来する。
効能:鎮静剤 (ストレス緩和)や、呼吸器感染症の治療。消化促進、抗菌作用もある。
ダミアナ (Damiana)
歴史:ダミアナはアステカ帝国時代からメキシコ、中南米で用いられている。もともとは宗教儀式用であったが、催浮作用があるため使用が禁止された。
効能:性欲を高める、催浮薬として知られている。
ターメリック (Turmeric)
歴史:ターメリックは、古代アーユルヴェーダで浄化作用の高いハーブとして使われてきた。
効能:全身の炎症を抑え、消化を促進する。料理に、トニック剤やチンキとして利用いただけます。
チャーガ (Chaga)
歴史:チャーガは、何千年も前から治癒効果の高いキノコとして知られている。古代アジアの民間療法医達が、バランスを整え免疫力を高めるために用いた。ロシアやシベリアの民間伝承や薬草学にも古くから登場している。
効能:お茶のように煎じて飲むと、免疫力や活力の向上、抗炎症作用がある。
チョウセンゴミシ (Schisandra)
歴史:中国の民間伝承や中医薬(漢方)では、チョウセンゴミシは「心を落ち着かせ、精神を静める」効果があるとされる。
効能:効果の高い抗不安剤として常備しましょう。
冬虫夏草 (Cordyceps)
歴史:ヒマラヤ山脈で放牧をおこなうチベットやネパールの牧畜民が、キノコを食べたとたんにヤクが元気に飛び跳ねて遊び出したことで発見されたと言う伝説がある。
効能:チンキや粉末は、活力増強、デトックス、免疫系を刺激、滋養強壮効果がある。
な
ナツメグ (Nutmeg)
歴史:ナツメグはスパイスとしての歴史が長く、古代ローマ人やギリシャ人がその温かく芳醇な味わいと香りを楽しんでいたことを示す証拠が記録されている。
効能:痛みを和らげる、消化不良を改善する、不眠を解消する、脳の機能を高める。肝臓の保護、コレステロール値の改善、血液循環を調節する。
は
ハッショウマメ (Mucuna Pruriens)
歴史:ハッショウマメは、中医薬(漢方)では、精を整えるハーブに分類されている。精とは、「命の源」や「生命の基本となる物質」の意味がある。
効能:性欲を増強する、脳の健康維持、気分を高める。トニックとして、スムージー、お茶、コーヒーに入れてお飲みください。
バラ (Rose)
歴史:ギリシャ人、ペルシャ人、ローマ人は、バラを薬として用いた。ワイルドローズの学名である「rosaceae canina」は、ローマ人が狂犬病の犬による咬傷の治療に用いたことに由来する。
効能:収斂作用、抗ウイルス作用、抗菌作用、利尿作用。
フェンネル (Fennel)
歴史:フェンネルの茎に隠されたオリンポス山の種火を人類が受け取るというシーンでギリシャ神話に登場するフェンネル。ヒポクラテスは、乳幼児のコリック (疝痛)に対する治療効果について言及している。
効能:フェンネルシードには、消化器系の平滑筋をリラックスさせる働きがあり、胆汁の流れを促進し、消化に伴う痛みを軽減させる。
ブルーロータス (Blue Lotus)
歴史:ブルーロータスは古代エジプトの人々に最も愛された植物。光をもたらす太陽神ラーのシンボルとされる。
効能:神経を鎮め気分を明るくする。
ペパーミント (Peppermint)
歴史:ペパーミントは、古代ローマ、ギリシャ、エジプトで、料理と薬用の療法に用いられた。
効能:消化剤として、胃痛を鎮め消化不良を改善する。
ホーソンベリー (Hawthorn Berry)
歴史:ホーソンは愛と絆のシンボル。ケルト神話や歴史に深く浸透しているホーソンの木には、妖精が住むと多くの人に信じられている。
効能:チンキやトニック剤として、心臓病の予防や血行善に利用いただけます。
ま
マカ (Maca)
歴史:マカを最初に利用したのは、ペルーのインカ族である。マカの根は標高7000〜11000フィートの高地であるペルーの山々に生育し、世界最高標高に生育する植物。
効能:気分を高める、性欲を増強する、ホルモンを安定させる。パウダーを、コーヒー、お茶、スムージーなどに入れてお飲みください。
マーシュマロウ (Marshmallow)
歴史:もともとマーシュマロウは、茎をむいたスポンジ状の中心部分を砂糖シロップで煮詰めて乾燥させ、柔らかく噛みごたえのあるお菓子として用いられた。
効能:消炎剤として、粘膜を粘液層で保護し、軽度の痛みや粘膜の炎症を和らげる。
抹茶
歴史:抹茶の歴史は中国の唐代にさかのぼり、輸送や貿易を容易にするために、茶葉をレンガで蒸したもの。
効能:新陳代謝を高める効果があり、コーヒーの代替品として適している。抗酸化成分や、繊維が豊富。
ミモザ (Mimosa Flower)
歴史:ミモザは「幸せの花」と呼ばれ、中医薬(漢方)では体内で心臓や肝臓の経絡(気血の経路)をきれいにする目的で使われてきた。筋肉の不快感や腫れに一般的な治療薬として、樹皮が用いられる。
効能:花は、特に悲しみや不安などの感情を和らげる。
や
ヤマブシタケ (Lion's Mane)
歴史:ヤマブシタケは、漢方薬の定番として何世紀も前から用いられている。別名は、「deer’s tail (鹿のしっぽ)」、「satyr’s beard (サテュロスのひげ)」、「ポンポン」キノコなど。
効能:アダプトゲン効果があり、認知症の予防、軽い不安やうつ症状の緩和、神経損傷の修復などの効果があるとされる。
ヨモギ (Mugwort)
歴史:1000年ほど前、中世の醸造家達はビールや「gruit」と呼ばれるエールの材料としてヨモギを使っていた。ヨモギは「ハーブの母」と呼ばれ、ドリームワークで伝統的に用いられている。
効能:明晰夢を誘発、月経周期を整える、関節痛を和らげる。
ら
ラベンダー (Lavender)
歴史:薬用ハーブの中でもおそらく最も有名なラベンダー。フランスや地中海西部原産で、現在では世界中で栽培されている。
効能:睡眠導入剤、傷や火傷の治療、不安を鎮める。
霊芝
歴史:霊芝は中医薬(漢方)ので重要とされる代表的な植物で、人参と並ぶ二大霊薬とされる。
効能:免疫力アップ、肝機能の向上、ホルモンバランスの回復。
レッドクローバー (Red Clover)
歴史:レッドクローバーは、400年以上にわたって癌の治療に用いられている。
効能:エストロゲン作用を示す植物性エストロゲンである、ダイゼインやゲニステインを含み、更年期の不定愁訴の改善効果に関する研究が続いている。
レモンバーム (Lemon Balm)
歴史:「Sweet Mary」「Honey Plant」「Cure-All」などの通称で親しまれ、2000年以上にわたって食用・薬用植物として栽培されている。
効能:不安を抑える、傷の治療、消化不良を改善。
ローズマリー (Rosemary)
歴史:ローズマリーの使用は紀元前500年にまでさかのぼる。古代ギリシャ人やローマ人が料理用や薬用に用いていた。
効能:集中力を高める。消化を促す。筋肉痛の緩和、免疫・循環器系の強化、発毛促進。